ファフナー用語・語源集

神話・伝承・文学編

ファフナーのネーミングの出典は、お気づきの方も多いと思いますが
ワーグナーの歌劇、ニーベルングの指輪に由来するものが多いです。
そのニーベルングの指輪も、もともとは北欧神話を下敷きにしたものなので
どちらの出典かで、微妙に違う部分もあるようで。
残念ながら、管理人はオペラにも、北欧神話にもあまり詳しくないので
とりあえずネットで調べたことをまとめてみました。

2004.9.4更新

  もともとの意味 蒼穹のファフナー視点で

ファフナー
(ファフニール)
fafiner
(fafnir)

巨人族の強欲な弟。指輪で得た財産と、指輪そのものを誰にも渡さないために、竜に変わってその財宝を守り続けた。ジークフリートに弱点である腹を刺されて死亡。 腹が弱点らしいです。そういえば、第6話で、マークゼクスは腹をさされてましたね。
ジークフリート
Siegfried
神々の長ヴォーダン(北欧伝説でのオーディン)が人間に生ませた兄妹ジークムンドとジークリンデの息子。ファフナーを倒して指輪と、隠れ頭巾を手に入れた。アルベリヒの弟ミーメに育てられた。

ファフナーの心臓(血)を口にしたため、動物の話もわかるようになったとか。
システムから考えればジークフリード=総士かもしれないのですが、もろもろ考えると一騎+総士でジークフリードのような気がします。
ジークフリードの弱点は、北欧神話では肩、ニーベルングの指輪では背中です。
一騎くん、総士くん、とりあえず、肩と背中に注意だっ!

ブリュンヒルデ
Brunhilde
ヴォーダンの娘(ワルキューレ)の中のひとり。父の怒りを買い、ワルキューレの岩戸で眠らされる。岩戸は彼女の希望で火に囲まれ、その火を越えてこれた真の勇者が現れなければ目覚めない。岩戸の周りの火をなぎはらってその真の勇者となり、彼女を妻としたのがジークフリードである

まあ、ブリュンヒルデ=乙姫ですよね。
彼女の眠りを覚ましたのは一騎のようなので、とりあえずその意味ではジークフリードにあたるのが一騎ですが、システムを動かすのは総士なわけで。ちなみに、ブリュンヒルデの父であり、ジークフリードの祖父にあたるヴォーダンは、片目です。総士くんも、片目に怪我してますよね。

アルベリヒ
Alberich
ニーベルング族の小人。権力と財産を得ることのできる指輪を、ラインの乙女から奪った黄金で作った。この指輪を作るための条件は「愛をあきらめること」
後に、この指輪を所有するものに不幸が訪れる呪いをかける。
ニーベルングの指輪は、持つものに不幸を与えまくるわけで、それを作った元凶がコイツだ(笑)。
愛をあきらめてまで、権力と財産を求めて指輪を作った小人アルベリヒ、その名前を冠したアルベリヒド機関は、どう考えても人道的な機関ではなさそうです。
アルヴィス
alvis
北欧神話に出てくる大いなる賢者。なんでもあまりに賢い故に、トールの出す問いにすべて答えているうちに、夜が明けてしまって、朝日を浴びて石になってしまったとか。 賢くても、朝日を浴びると死んじゃうなんて・・・うみゅう、だから、地下に隠してあったのか。でも、そんな名前の防衛隊で大丈夫なんか、竜宮島?!
ナイトヘーレ ファフナーが財宝をかかえて隠れていた洞窟 まあ、ファフナーを格納してあるところなんだから、順当なネーミングかと。
ソロモン いうまでもなく、旧約聖書にも登場するユダヤの賢王。 エヴァでいうところのマギに当たるのかな。マギも出典は聖書ですよね。マギ(メジャイっていう方が、私的には馴染みがあるのですが)は東方三賢者の意味なわけで。どっちにしろ賢い人の名前をもらうわけですね。当たり前か。
フェストゥム
festum
ラテン語で、祭りっていうことらしいです うーん、私のサイト名のfiestaも、語源はいっしょだったんですね。まったくの偶然です。いっそのことfestumってサイト名にするか(笑)
それにしても、あの金ぴかペプシマンがどうして祭礼っていう名前なのか、まったく不明。
リンドブルム
lindwurm
翼を持つ竜。北欧神話のバージョンによっては、ファフナー(ファブニール・北欧神話バージョンでは何故か小人)が、リンドブルムという竜に変身した、という説もあるので、どちらにしろファフナーと縁はあるらしいです。ニーベルングの指輪では、竜に変身しても名前はファフナーのままですが、どの道ファフナーは翼は持っていないようです。 ファフナーは飛べないので、それを飛ばすユニット名がリンドブルムっていうのも、まあわかりやすいと言えばわかりやすいのか。
ノートゥング ジークムンドとジークリンデが、トネリコの木から抜いた剣の名前。一度は折れるが、息子のジークフリードが鍛えなおす。ファフナーを倒したのもこの剣なわけで。 ノートゥングモデル、っていうのは、竜宮島のファフナーの総称なんですか?ジークフリードの剣なんですね。でも、ファフナーを刺し殺す剣の名前をつけるなんて、ちょっと矛盾してるような(笑)
ノルン
nornen
北欧神話に出てくる3人の運命の女神
ノルン、スクルド、ベルダンディー
(ああっ女神さま、とか魔探偵ロキとか
その他もろもろゲームとかでおなじみ)
無人兵器ですね。初出は第四話で、三角錐型のバリアーを張って、マークエルフを助けました。4基ずつで一組のようです。なのに、何で3人の女神の名前なんだ〜!
最初の設定では3基だったのに、急遽バリアー張ったらカッコイイ、とかいう話になって、う〜ん、頂点三つじゃ立体にならないよ〜、じゃあ4基にしちゃえ〜、みたいな適当な設定とみた。
フェンリル
fenrir
北欧神話のロキの息子。狼の姿をしていて凶暴
ラグナロク(神々の終焉)の際には、主神オーディンも、太陽(ソル)も、月(マーニ)も飲み込んでしまったというのだから、スゴイ
自爆装置のことをこう呼んでいるようです。普通は、自爆装置は作動あるいは起動させるものだろうと思いますが、なぜか「フェンリル解放」といいます。ラグナロクの際に解放されたフェンリルが世界の終焉を招いたことをなぞらえて、こう言っているのでしょうか。
レージング フェンリルのことを縛っていた足かせ。簡単に壊されてしまう。それで、さらに強力な足かせドローミをつけるがこれも壊される。で、もっと強力なグレイプニルで拘束したらしい。

第6話で出てくるレージング・カッターの語源が、これではないかと思っているのですが。相手を拘束する武器ですし。でも、カッター(普通に考えるとcutter?)がどういう意味なのか未だわからず。

ちなみに、ニーベルングの指輪、というのは悲劇ですので
最後はジークフリードもブリュンヒルデも死んでしまいます。
ジークフリードはアルベリヒの息子のハーゲンに殺され
ブリュンヒルデは後を追って自殺します。
どうも鬱展開の色合いが濃くなってきたファフナーですが、
果たしてラストはどうなるのでしょうか?