ここ3話ほどの、突然別の作品に変わっちゃったかと思うほどの怒涛の展開は、今週も健在でした。素晴らしきかなファフナー、今のアタシは、この週一の楽園のために、残りの曜日を過ごしているようなもんだ(笑)
竜宮島の司令官ポジションではしゃぎまくっているバーンズ大佐、一方休憩室で軟禁状態の史彦は、「バーンズは簡単にやられはせんだろう」と泰然自若としているわけですが、総士は
、「モルドヴァのようにならないことを祈りますよ」と皮肉たっぷり。一騎が出て行ってから、ヒネっぷりに磨きがかかってるぞ、総士(笑)。
無理矢理CDCルームに入ろうとする弓子を止める道生、弓子の左手をつかんだところで、いやーん、ひょっとしてファフの初キッスって、こんな意外な組み合わせ?ってドキドキしちゃったじゃないですかぁ、思いっきり肩透かしでしたけど(笑)。というわけで、弓子の事も軟禁してしまう道生、「すぐに終わる、そこにいてくれ…」 あれ、なんか、今日はこの無精ひげ2号がやけにキメまくってるぞ?道生にも守るものがあるからこその戦いだったんですね。
生まれて初めて外に出たばかりで、速く歩けない乙姫 と、それに付き合う芹ちゃん。なんか、この二人の会話って、癒されるんですよね、下手するとわざとらしくなっちゃうようなセリフなのに。「ねえ、ひとつお願いしていい?あたしと友達になって欲しいの」という乙姫に、笑って「あはは、何言ってんの、もうここにいるじゃん!」と答える芹ちゃん。14年も外の世界にいて、一人しか友達作れなかった兄ちゃん(あー、でもその一人が明らかにお友達以上ですが)とは大分違うようで(笑)。芹ちゃんを安全なシェルターに入れた後、初めて皆城乙女、と名乗るわけですが、芹ちゃん、「総士先輩の?」と聞き返します。総士せんぱいって呼ばれてるのかぁ…(<だからどうした!)
千鶴に「私を連れて移動できるものを持ってきて」と頼む乙姫。公衆電話からですか?10円玉はどこから?ってつっこみをした人、乙姫ちゃんは島のものは何でも自分の思う通りに動かせるんですよ、公衆電話くらい、どうにでもなるってーの(笑)。
「大佐もはりきってるぜ、なあカノン」と話しかければ、「お前もいつもより元気だ」とつっこまれてしまう道生。「へっ、ちょいと昔のオンナに会ってな…」と、弓子が聞いたら目ぇ吊り上げそうなセリフをかましてくれますが、カノンの「おんな?」とつぶやくような反応が結構かわいかったり。まだ、嫉妬って感情すら認識できないほどの天然ちゃんだったんですね。
先週から登場の、人類軍3人娘(でも影薄そう)が乗るマークドライ、フュンフ、アハトの3機、でも結局ミールの染色体を持たない普通のパイロットにノートゥングモデルは荷が重過ぎるようで。戦うどころか動く事すらできない3人。「バカやろうっ!立って戦えっ!死ぬぞっ!」って、やっぱり今日は、この無精ひげ2号がキメすぎだ(笑)。
プレヤデス型フェストゥムの攻撃に、竜宮島のシステムを使いこなせない人類軍は徐々に劣勢に。バーンズの指揮も、味方に当たるのもかまわぬ沿岸集中砲火、挙句の果ては島の南西部を切り離して自爆させろ、などと、余すところなく小物っぷりを発揮しております。それを拒否する竜宮島迎撃システム(=乙姫)。人類軍のいるCDCルームからコントロールを奪い、ジークフリードシステムを移動させ、代わりに軟禁されていた竜宮島のメンバーをいずこへと誘うわけですが。
「選ぶのは、これからだよ」という乙姫の言葉。一騎が自分の道を選んだように、残りの人たちにも自分の意思で選ぶことを望んでいたのですね。とはいえ、選択肢はえらく限られてるみたいだけれど…。ひとりキールブロック(キールっていうのは竜骨、つまり船の背骨にあたる最も重要な部分)に誘われる総士、「ウルドの遺跡か・・・」っていうことは、スクルドのなんとか、とかベルダンディーのなんとか、っていうのもあるんだな、きっと。上の方には、CDCルームにあったのと同じジークフリードシステム。「たとえ強いられた運命であっても、自分の意思で選びなおせというのか、乙姫?」でも、この人に選択の余地なんて全然無さそうですけどね。
ゴウバインチーム3人組の元には、ノルンがもってきた3機のノートゥングモデルと、人類軍3人娘パイロットのうちひしがれた姿が・・・いえ、シナスーツ姿のおにゃご3人が、苦しそうにしている姿って、ホントはかなーりエロいはずなんですが、なんせファフナーの場合はねぇ、一騎や、ED総士のシナスーツの方がはるかにエロいですからね(苦笑)。ほんっと、マジで影薄いなあ、かわいそうな3人娘。 「ぼさっとしてないで、さっさと乗るよっ!」という姐御のカツで、「のるのー?」「スーツなしでー?」とヘタレっぷり全開な剣司と衛。やっぱりこの二人にも選択の自由は無いようで(苦笑)。
史彦と剣司ままん、弓子たちが誘われたのは、第2CDC…ってか、そんなもんあったのに、誰も気づかなかったんかーっ!ソロモンの本体があるって…でもって、アーサーズルームっていうのも、なんかこってこてのネーミングセンスですね。そういう名前が付いてるからには、コントロールシステムはちゃんと円卓になっているわけで。こうなったら、ランスロットもグィネビアも、みんな登場させてくれ(笑)。
竜宮島のそれぞれの人々が、それぞれの道を選び進もうとしていく姿、そこに乙姫の独白が重なり、バックにはフルオーケストラがかぶるこのシーン、管理人はかなり気に入ってます。ファフナーで、サントラをフルオーケストラにしたっていうのは、金のかけ方間違ってなかったと思いますよ。ティンパニロールの音に、久々にぞくっときました。そういえば、ジークフリードシステムの中に入るときって、総士の髪がぺたっと濡れる感じになる描写、初めてみたような気がするんですが、管理人の記憶違いですか?いつも、あのジークフリードシステムの中の赤いのも、やっぱりニーベルングと一緒で、ゼリーみたいな(シリコン樹脂?)感じなのかな?ってずっと気になってたもんで。まあ、あとは、衛、そのゴウバインメットはどこに持ってたんだよっ、っていうお約束なつっこみを、とりあえず入れておこう(笑)。
乙姫と供に居ることを選択した千鶴、竜宮島の灯台の上で、「あなたには何も選ばせてあげられなかった」と乙姫に語りますが、乙姫は、「ううん、私も選んだよ、心を持つ事…」と答えます。竜宮島そのものとなって、そのためにだけ生きる事を運命付けられたっていうことは、考えてみれば誰よりも過酷な運命を背負っていたのは他ならぬ乙姫だったと思うのですが、いっその事心を持たぬ方が辛さを感じないですんだのかもしれないのに、それでも彼女は、あえて心を持つことを選択した、ということでしょうか。心を持つ=ここにいる っていう定義なのかな、ファフナー的には。
さて、今回のフェストゥムの頭は姿を消せる特性を持っているようで、第2CDCも策敵に手こずっているわけですが、灯台の上の乙姫の「わたしはここにいるよ」、という先手を打つような呼びかけ、そしてその歌声に答えるように、フェストゥムの頭が姿を現します。乙姫を守るべく、ゴウバインチームを灯台の方角へ向かわせる総士、今回は作戦指示もパーペキかと思いきや、あまりのプレヤデス型の強さに、剣司、咲良、衛、と次々に倒れていく仲間たち。甲洋のときも思ったんですが、ジークフリードシステムでリンクしているパイロットがダメージ受けると、総士もダメージ受けるんですね。スミマセン、ゴウバインくんがやられちゃった瞬間の総士の「うっ」っていう表情があまりにエロくて…ハゲしく萌えてしまいました…ポーズかけた上に、キャプってHDDに保存しちゃった私を許して神様、そしてありがとう衛、あんた最高のやられキャラだ(感涙)。
そこに駆けつけたメガセリオンもあっけなく足をもぎとられ、ベイバロンは右腕を打ち抜かれます。乙姫の問いかけに「何もかも無くなる無の道」を選択したフェストゥム、その圧倒的な強さの前になすすべも無い人々・・・「逃げるのよっ!」と叫ぶ千鶴に、「ありがとう、でも大丈夫」と答える乙姫。さあ、何もかもお膳立てはできたぞっ!
「おかえり…」その乙姫の言葉とともに現れたマークザイン。あれほどの強さのプレヤデス型の頭を ふっとばし、その攻撃を片手で受け止めるその姿!もう、お約束とはいえ、ロボットアニメの真髄、最高のカタルシスですね。種の35話、舞い降りる剣以来だ、この感覚(ちなみに、管理人は無印種で一番好きなエピソードは?と聞かれたら、迷い無くこの回を挙げています。腐女子萌えはヌキで)。あまりのその強さに、さすがの総士さまも、これが一騎だとは気が付かないんですよね。腐女子視点では、速攻で、「かずきっ!」とかいって気づいて欲しかったんだけど…マークザインの中での苦悩の末、生まれかわって、今までとは違う一騎になっちゃってたから気づかなかったんだな、きっと。
イカの大群みたいなプレヤデス型がいっせいにマークザインに貼り付きます。誰もがまたもやプレヤデス型が自爆するかと思いきや、それすら全て同化してしまうマークザイン。S2機関を自らとりこんだ初号機並に、再生能力も身につけちゃったなら、もうコワイもんなしだね。
マークザインの攻撃を受けて、再び姿を消すフェストゥム本体、乙姫の「探せば見つかるよ、総士」という言葉に敵の位地を特定した総士、「パイロット、聞こえるか?」とコンタクトするわけですが。「総士…」と答える一騎。うわっ、シナスーツもエロいけど、その細いうなじも、殺人的な色っぽさだぞ、一騎!その声に、「かず・・・き・・・?」と言ったまま絶句の総士さま。こちらはもう、壮絶な勢いで目がうるうるしているわけですが(笑)。
「総士システムとクロッシングしたい 。マークエルフと同じようにできるハズだ・・・」。良かったな、総士、やっと報われたぞっ!「今更お前が・・・何を・・・」って、「何を」、はアンタの方だろー、ホントにスナオじゃないやつだなぁ。家出女房が戻ってきたときの、ガンコ亭主の定番のようなセリフに、もう、管理人は萌えていいんだか、笑っていいんだか、わからんようなパニック状態に陥ったわけで(笑)。
そして、その後は、ここ数話で人が変わったように饒舌になった一騎くんの、怒涛の告白タイムっすよっ!「今は少しだけ解った気がする…」「何が…わかった?」「お前が苦しんでたことが」。もうね、ほんと、総士、今まで生きてて良かったな、と。アレほどキミが望んでいたものを与えてくれるのは、やっぱり一騎だけだったんだな、と。いや、こんなにいい女房は、オンナの中にはぜってーいないぞ(笑)。「翔子のときも、甲洋のときも、お前ひとりが痛みを背負ってきた・・・お前は決して・・・」と一騎が言ったところで、思わず総士にとっての一騎との絆のしるしでもある左の目から、一筋の涙がっ…ああ、もうだめっ、言葉がありませんっ!毎週続くこの腐女子悶絶攻撃に、もう管理人息も絶え絶えですっ!
しかも、もう悶絶死寸前の管理人に追い討ちをかけるように、「その機体の識別コードは?」「マークザイン」「クロッシングのために機体を登録する。…(超絶色っぽい息遣い)…5秒待て」「総士?」「すぐに済む・・・」 ひーっ、今度こそ萌え殺されるーっ!もう、この日一日中、(っていうか今も)、この総士さまの「5秒待て」が頭の中でエンドレス、な、なんてかわいいヤツなんだ、総士、いや、総士さまっ!5秒で涙を拭いて、呼吸を整えた総士さまの「エンロール完了、クロッシング開始するっ!」という時のりりしいことりりしいこと。しかも、一騎と一体化しちゃってるしっ!「カズキ、ぼくの見えているものが見えるか?」「ああ、見える」「いくぞっ!」この、あまりに久しぶりのラブラブシンクロ攻撃に、管理人もノックアウト寸前。
犬といっしょで、人間お預け食らうとがっついちゃうもんですね。実は、深夜の2時にこれを見終わったあと、ついついがまんができず、マークザイン降臨からここまでを3回くらい見直しちゃったんですよ(<バカ〜〜)。おかげで、寝過ごして、同居人約一名を遅刻にいたらせてしまいました・・・なんて罪作りなんだ、一騎&総士!(<いや、単なる責任転嫁ですが)
新しい機体、そしてジークフリードシステムの復活で、もはや二人に敵はいない!マークザインの同化能力で、マークアハトのガルム44も、ベイバロンのルガーランスも、凄まじい破壊力を与えられます。ルガーランスでフェストゥムを打ち砕くシーンは、ほんっと熱かったですね。もう、腐女子萌えだけでなく、本編でこれだけ燃えれるなんて、ほんと見ててよかったよ、ファフナー。
ああ、この毎週毎週の萌え&燃え攻撃に、さすがに管理人も身がもたなくなりつつあります…でも、来週も、なんかヤバそうな予感がぎゅいんぎゅいんですよ?とりあえず、テレ東の公式の来週予告を見て、くらっときちゃいました・・・きっと・・・きっと来週も、総士くんが一発、かましてくれるに違いあるまいっ!がんばれ総士っ!そして、受けとめろ、一騎(笑!
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