PHASE-14 明日への出航

 えー、今回のデス種の半分は、回想バンクと昔の洋画のパクりでできてます。いよいよトンデモ展開のデス種、おまいら一体どこへ行こうとしているのか? いや、見方を変えればそれなりに楽しめるのか?ってことで、完全におちょくる立場から生暖かく見守りますとも(笑)。
 PHASE13で大自爆大会を演じてくれたアッシュっていうのは、最近ロールアウトしたばかりの正規軍にしかないMSらしいですよ?オーブにいながらヤケに情報通のトラ。それだけ情報通なら、ラクスが狙われた理由くらい想像つくだろう、と。プラントへのお引越しの案もポシャって、さあ、これからどうしたものか、 と。それにしても、キラはナチュラルにラクスの肩に手ぇ回すよね(笑
 跡形もなく壊れたお屋敷あとに車で乗り付けたのは、マーナおばちゃん。おなつかしい(笑)。「(カガリは)結婚式のためにセイラン家にお入りになられまして…」という言葉に、盛大に「ええっ!?」と驚く一同。ザフトの新鋭機情報には詳しくても、オーブのワイドショー関連はチェックしてないらしい。でもって、カガリから預かってきた手紙っていうのは、思いっきり日本語でした。おまけに、まんま口語体。手紙くらい、ふつーに書けよ、バカガリ…(泣)。「持っていることはできないし、取り上げられるのはイヤだけど、捨てるのもできない」というわけで、呪いアスランの指輪をキラに押し付ける気か?アイツに返してやってくれって…別れた相手に指輪返すのは、捨てるよりムゴいっちゃよ。しかも、人づて。そんなことされたら、ふつーに立ち直れないから(泣)。「返すつもりならば捨ててくれ」って歌にもあるから(あー、ふるっ!ちなみに、ルビーの指輪だよん)。ウルトラジャンボバカたんは、やっぱりデリカシーも無かったか。そんな手紙を書いたカガリは、セイラン家でマイ・フェア・レディごっこ。イライザよろしく貴婦人になるための手ほどきを…って、確かアスハ家の方が格上なのよね?カガリたんは良家の子女なのよね?なんで、NO.2のセイラン家でそんなお作法習ってるの?ここのところは、MS乗ってるときは男まさりでも、ドレス着せれば毅然としていて気品ただようオヒメさまカガリ、っていう設定の方が、絶対かっこいいと思うんだけどなぁ…今更無理か(苦笑)
 そんなカガリの手紙を見て、キラが思い出すのはアスランとの海辺のドライブデート。カガリ本人はどうでもいいらしい。でもって、結婚式場の設営が着々と進んでいるモヨウですが…なんていうか、アブシンベルかパルテノンかっていう大仰さ。ただでさえ国が大打撃受けてるときに、こんな派手なことやったら、国がまとまるどころか、反乱起きますぜ(苦笑)。
 花嫁衣裳のカガリ…っていうか、種無印、種デス合わせて登場した女性キャラの中で、この子がいっちばんウェディングドレスが似合わねぇだろうよ…やっぱり、シャドウもルージュもすっげーういてるし…(やっぱりフレイとかラクスの方が似合うんだろうなぁ、こういうドレスは)。アスランとのこと盛大に回想してますが。ホント、バンクだけで何分つなぐのかよ、と。
 もう、結婚しちまえばこっちのもん、とばかり、態度が豹変の我らがユウナくん。カガリの髪だのしゃべり方だのに、いきなりえらそーにいちゃもんつけてますよ?いるんだよね、こういう勘違い男。あーイヤだ(苦笑)。
 「でも、本当にそれでいいのかしらね?」とマリューに念を押されても、「ええ、ってか、もうそうするしかないし」と答えるキラ。何が「そうするしかない」んだか、よくわからんが。二人が降りていった先には、アークエンジェルの巨体が…げっ、イヤな予感…まさか、そんな事のために、今までこっそり隠し持っていたらしきコイツを使っちまうのか?え?
 「あきらめちゃったらダメ」「だから行かなきゃ、あんなことになる前に」 色々キラが御託ならべておりますが、それじゃあ、おまいが行ったら、あんなことにはならんのか?と問い詰めたい。いちいち動機がよくわからんのですよ、今回の種デスは。出てくるキャラの行動の理由がさっぱりわからん、本当にわからん(涙)。
 でもって、Bパート、ユウナに促されて、皇族よろしくお車からお手を振っておられるカガリ姫。今度は盛大におとーさまのことを回想中。でもって、ついでに、そのおとーさまのことをけちょんけちょんに言ってくれたシンのことも回想。で、アスランのことも回想した上で(ほんっと、いつにも増してバンク多いぜ今回は・泣)ぽろっと涙をこぼす。悲劇のヒロインはアタシで決まりよ!それを見たユウナの「うれし泣きだろうね、当然、その涙は」っていう台詞。もう、ボタバラもびっくりの昼メロ調に、思わず心はユウナおもしろすぎっ!と叫びそうになりました(笑)。
 一方、アークエンジェルは、といえば、何故かマードックにノイマンにチャンドラと、なつかしのメンバーまでそろって(でも、トノムラはいないのね、ちょっと寂しいわ)出航準備おけー。マリューとトラで艦長席を譲り合うも、「状況によっては僕も出ちゃうし」のトラの一言(出るんだ…)で、めでたくマリューが定位置に着席。なんだかんだ、やっぱり艦長役はマリューの方が板についてますな(もちろん、あの方よりも、です)。「ごめんね、母さん、また…」といって、育ての母との別れを惜しむキラ。この親不孝ものっ(笑)!っていうか、キラパパってどうしちゃったんですか?まったく説明なしっていうのも、どう?
 「キラ・ヤマト、フリーダム、行きます!」 ついに、カガリ姫救出(なのか?)作戦、発動。誓いの言葉をためらうカガリの元にキラ・イン・フリーダムが舞い降りる。えー、なんというか、感動するところ…なのか(汗?っていうか、こんな至近距離までMS飛んできて、参列のミナサマなど、風圧でタイヘンなことになりそうな気がしてしまうのは、素人のアサハカさでしょうか。とりあえず、突然のMS襲来に、びびりまくってカガリの後ろに隠れちゃうユウナのあまりのステキさに、ある意味惚れそうになりました(笑)。「何をするっ、キラ?」と叫ぶカガリを有無を言わさず両手で掴んで飛び立つフリーダム。えー、生身の女の子掴んで、その加速はヤバい、マジヤバいから。でも、もう誰もキラたんを止めることはできません。だって、だって、せっかく血が繋がってる双子のねーちゃんが、アスランとくっついてくれそうだったんですよ?これでねーちゃんが別の男とくっついたら、ボク、アスランと兄弟になれなくなっちゃうじゃないかぁああっ!
 目の前で、花嫁強奪されて、パニック状態のユウナ。「何をしているっ!撃てっ!」と叫んだところで、「ヘタに撃てばカガリさまに当たります」と諌められ、思わず下唇を噛むその顔は、一体何年前のギャグマンガだ、なノリで、いやはやもう、面白い、とかいう領域を超えちゃってますから。一方、強奪した側のキラといえば、「卒業」ごっこは路線バスではなくMSの旅で(いや、なんとなつかしい映画のパクりだ)。スクランブルかけてきた戦闘機に、さすがに生身のカガリを晒すのはマズいと思ったのか(いや、そうでなくともマズいと思うが)、コックピットに迎え入れ。「うわぁ、すごいね、このドレス」。結婚式場から本人の意思確認もせずに無理矢理連れ出しといて、第一声がコレかよっ(笑)。MSの操縦とOSの書き換えと、人の婚約ブチ壊すことにかけては正に並ぶ者ナシの最強コーディー、天下無敵のキラさまは、きっと何をやっても許されるんだな。おまけに、スクランブルかけてきた2機の戦闘機の片翼を、ばっさり斬りおとしておいて、「ごめんね」も無いだろうよ(苦笑)。
 まあね、でもね、ある意味安心した。安楽椅子でぼーっとしているキラよりは、こういう自分だけがわかっちゃってるような理屈で、訳わかんないことしちゃうキラの方が、キラらしいじゃないか。もっとも、どう考えてもキラ&アークエンジェルがやってることっていうのは、とんでもないテロ行為ですな。オーブだけじゃなくって、こんなこと認める国なんぞ、どこにも無かろうと。一国の代表の拉致監禁ですよ?かの国だって、まっつぁおよ?だいたい、世界平和のために、できることをするんだぁ、みたいな大義名分があるんだったら、こんなところでカガリひとりさらって、世界中を敵に回したら、できることもできなくなるだろうが、と思うんですが、まあ、それも多分だいじょぶなんでしょう。なんていったって、ここは種世界だから(笑)。
 そして、行政府からの命令を、わざと曲解しまくって、「対応は慎重を要するんだろう?」とうそぶく史彦 トダカ一佐。「頼んだぞアークエンジェル、カガリ様とこの世界の末を」そういいつつ、アークエンジェルに敬礼しちゃう、と。恩は忘れないってヤツですね。いや、かっこいいけど、きっと出世できねーぞ、と思ってしまう心配性な私。どのみち、オーブ艦隊の旗艦艦長にも無視されてるユウナたちっていうのは、かなり信望が無いんだから、そんなことは知っちゃいないさ(笑)。
 でもって、セイバーもらっちゃったアスランは、相変らず地球への旅の途中ですか?2週間もMS乗りっぱなしじゃあ、痔になっちゃうんじゃないか(いや、すでになってる、とかいうつっこみはナシで)と心配にもなります。あー、そういえば、今日はとうとう、あの人の声すら聞かなかったなぁ(カガリの回想バンクのみか)、もう、誰だか言うのも虚しいから、言わないでおくよ…(ひどいっ!)